はじめに
明治大学の教授でメディア出演も多い斎藤孝先生の著書「大人の語彙力大全」を
私が重要だと思った語彙について要約していきます。
一般語彙、カタカナ語彙、上級語彙に分かれていますが、最近のビジネスシーンで
よく使われそうな一般語彙を10選を共有します。
20代サラリーマンの方は特に是非見ていってください。興味あれば本も手に取ってみてください!
そもそもヤバイが語彙的にヤバイのはさておき、ランキングに行きましょう。
知らなきゃヤバイ語彙ランキング10選
10位:善処します→前向きに検討します
前向きに検討します!
これは間違いやすい言葉。善処しますって何か「まぁがんばりますよ!」くらいの
ニュアンスがあるようですが、正しくは「善い状況に処する」ということ。
相手は良い回答を期待してしまいます。ご注意を!
いいかえるのであれば「前向きに検討します!」がベスト
9位:教えてください→ご教示ください・ご鞭撻ください
ご指導・ご鞭撻宜しくお願い致します。
なにか特定のものを教えてください!という場合にメールで「教えてください」はなんか幼稚。
そんなときにつかえるのが、「ご教示ください」「ご教授ください」系。
一般的に、これからも色々教えてください。の場合は
「これからもご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします。」がいいですね。
新郎のスピーチ@結婚式 でよく使われます。
8位:できない→手に余る
手に余る難題です。
ビジネスで「できない!」って言うのは少し抵抗がありますよね。
特に新入社員は能力に関係なく、会社のことがよくわからないので「できない」ことは多いはずです。
そんなとき、どうしてもできない場合には「手に余る」を使いましょう。
自分の力では及ばない という意味があります。
能力の範囲を超えていて、太刀打ちできないときなどですね。「手に負えない」と同じ意味。
7位:どうか・ぜひとも→何とぞ
何とぞお取り計らいを!
相手に強く願う気持ち、手段を尽くそうとする意志を表す言葉です。
何とぞ内密に とか 何とぞ御取り計らいを というと、なんか色々お願いしますよ!っていうニュアンス
伝わりますよね!
メールでも口頭でも使いやすいので、ぜひ使ってみてください。
6位:ムリなお願いかもしれませんが→不躾なお願い
不躾な質問で恐縮ですが。。
ビジネスでは無理なお願いをすることは少なからずあります。
価格を下げてほしい。スケジュールを短くしてほしい。品質を良くしてほしい。
そんなときに、不躾なお願いで恐縮ですが と頭につけるだけで、少しだけ和らぎますね。
質問するときも、不躾な質問で恐縮ですが と聞くのもOKです。
意味は、礼儀がなっていないこと、無作法なこと。
5位:解決しなきゃいけない難題→懸案
本件の懸案事項は○○です!
意味は、問題になっていて、まだ解決されていない事柄。
緊急度が高く、取り組むべきことなので、上司から「この件の懸案事項は何?」と聞かれたとき
たじたじにならないよう知っておくといいでしょう。
逆に、「本件、懸案事項は3つありまして、・・・」というと、できるやつ!と思われるかも。
4位:やります!→お安い御用 or やぶさかではない
やぶさかではないです!
お安い御用:相手の依頼に対して、簡単にできることだという場合の言い回し
やぶさかではない:それに対する努力を惜しまない
やります!できます!も元気があっていいのですが、少しレベルが上がると、「やぶさかではないですよ」
と使っていくと、なんかできる感出ますよね。
もったいないのは、すごい大変な仕事を「お安い御用」と受けてしまうこと。
すごい大変な仕事を受けたなら、「お時間かかりますが、必要なことなのでやぶさかではございません」と
言ってやりましょう!
3位:いりません→お気持ちだけいただきます
お気持ちだけいただきます!
いりません。不要です。 の類は全てとげがすごいです。
マイナスなことを言わなきゃいけないときは先人たちの語彙の力に頼りましょう。
相手の配慮をやんわりと断る言葉の代表格なので、是非活用を!
2位:わすれた→失念
失念しておりました。
知っている方も多いと思いますが、うっかり忘れること。度忘れすること。を指します。
ごめんなさい。申し訳ありません。 などは本当に大事な時だけ使うべきです。
そのためにも語彙の力を!
軽い事項であれば、「失念してしまいました。」と正直に認めるだけでも謝りの気持ちは伝わります。
そのあとにはすぐにアクションする旨伝えれば「申し訳ありません」を使うこともなさそうです。
1位:ありがとうございます→恐れ入ります
恐れ入ります!
これは個人的に一番使う言葉。
ありがとうございます。をさらに丁寧にいう時に使います。
「よくがんばってるね!」 に対して 「ありがとうございます!」 を使えるのはせいぜい若手のうち。
「恐れ入ります」とすんなり出てくれば、ビジネスパーソンって感じしますよね!
若手の時先輩が使っていて「かっこいい~」と思った語彙です。
さいごに
断るとき、謝るとき、苦しいことをいう時、語彙の力を使って乗り切りましょう。