特に高校生でこれから分野を決めかねている人など是非読んで貰えると嬉しいです。
そもそも日本に大学生って何人いるの?
日本の人口は1億2557万人。(2021年1月時点、去年の同月比で0.33%減)
そのうち、大学生は約65万人です。1学年は約120万人なので、約半分が4年制の大学生になってますね。
理工系は何人いるの?
では65万人のうち理工系は何人いるのか。
約12万人。2割程度となりますね。
1/5人は理工系です。理系というと理学生のみを表す言葉なので、この記事だけ理工系と表現します。
理工系といえば、大学院。どれくらいの学生が大学院に行くのでしょうか。
理工系で大学院に行くのは何人?
約8万人です。 全体の2/3ですね。
これは分野にもよりますが、大学3年で基礎を学び、4年生と大学院で主体的研究という流れが多いです。
大学4年間で基礎学んで研究まで行けないのでしょう。
ただ、理工系の人気がないのは何故だろう・・・
- 勉強が難しい?
- 公式が多くて毛嫌いされる?
- 理系のイメージが良くない?
- 男性が多い?
この辺が思いつきました。
中学生の人気教科ランキング
これを調べて、何故?と思ってしまいました。私は理工系だったのでほんとお勧めしてしまうのですが。
早速ランキングです。(保健体育1位を除きます笑)
- 数学
答えが一つ(照明とかを除いて)というところが一位の理由かな。解けたら嬉しい! - 社会
歴史・公民など体系立てて理解できるし、全て網羅的に理解できると面白い。 - 理科
3位とは嬉しい!あとで紹介しますが、中学でやる理科はほとんどすべて理学系。
生物・化学・物理・地学と分かれていることが多い。
(調査概要:2018年7月、214名の中学生、郵送調査)
数学・理科がベスト3なんて嬉しい。
もちろんランキングによって様々ですが、似たり寄ったりです。
男子女子で分けると面白い結果が出るかも。
ということで、調べてみました。
高校生理系女子の割合
こちら、3割という結果。
OECDの2006年(少し古いですが)の結果だと、15歳女子が理系職を志望する割合は15%程度。
アメリカ・フランスは40%超え。
イギリス・ドイツ・スウェーデンは30%超え。
韓国は2割程度。
日本は15%です。。。悲しい。
大学の分野
大学の分野は大きく分けて3つ
- 文系(人文科学)
- 文系(社会科学)
- 理系(自然科学)
これ、意外に知られていないですが、この分けがあります。
人文科学(文系)
これは人に関わるもの。
文学・哲学・語学・心理学など「個人」に焦点が当てられた学問群(だと解釈しています)
社会科学(文系)
人が集まると、いろいろな反応が起きてきます。チームを組んだり、争いが起きたり。
そこで以下のような学問が生まれます。
法学・経済学・経営学・政治学・商学・社会科学・国際関係学
これも勝手な解釈ですが、国・地域・社会構造・会社などのグループそのものや関係を紐解く学問群
自然科学(理系)
この中にはたくさんの種類があります。
- 理学
- 工学
- 農学
- 医学
- 歯学
- 看護学
今回は理学と工学に絞って話をしていきます。
理学
数学・物理・化学・生物・地学 とまさに中学・高校で学んだ理系分野はほとんどここ。
中学生の分野に至っては全部ここです。
理学は「世の中の様々な自然現象を理論的に解明し、それを証明する」学問。
(出展:https://www.kurume-it.ac.jp/style/science-engineering2)
工学
こちらは中学高校で馴染みは少ないものの、生活に密着している学問が多いです。
電気・電子:最近の電気自動車の流れ、オール電化の流れ、電気分野はこれからも大いに必要とされます。
情報:範囲は広いですが、IT・デジタル化・DXなど多くの言葉が世間を賑わせています。
機械:自動車、ロボット、飛行機、船などを扱う分野。
材料:世の中には多くの材料が加工されて出回っています。金属・樹脂など多くの謎が残されている分野でもあります。
土木:トンネル・橋・道路・鉄道・地盤改良・埋め立て・地震・津波 など、構造物から防災まで多くの分野があります。
建築:人が居住するような構造物を扱います。家・マンション・ホテル・スタジアム・その他公共施設など様々。構造・意匠(デザイン)・設備・都市開発などがある。
工学部とは「モノづくりに関する知識や技術を学ぶ」学問。
(出展:https://www.kurume-it.ac.jp/style/science-engineering2)
この分けを分かっておくだけで、理系と話があうかもしれません。また、高校生のみなさんは慎重に選んでみてください。
なんとなくで学部を選んではいけません!
最後まで読んでいただきありがとうございました。